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「カット」に思うこと及びルール案

 2~3年ほどカードゲームの大会に出てきて、よく聞いた用語と言えば「ドロー」「アタック」「干渉(ゲームによってはレスポンス、チェーン他)」
「アクティブ(アンタップ、スタンド、リブート、回復他)」あたりだろうが、個人的に、正式な大会で一番多く使う言葉と思うのは「カット」だろう。
一番参加した回数が多いカードゲームの大会では、デッキからカードを持ってきては相手にカットを要求したものだ。
それぐらい、自分にとってはなじみ深い用語の1つと言える。

 カードゲームは、時にその不確定性によって多くのドラマを巻き起こし、またそれを排除すべくデッキやコンボを磨くといった戦術の研鑽が目立っている。
本当に大事なところで回答を引く「今引き(神引き、遊戯王引きなどとも)」や事故は、カードゲームから切り離すことのできない要素の1つとして数えることができるし、
そこから考えて、確実に勝つパターンへと持ちこんだり、相手の行動を封じたり、防御を突破するための行動を考えたりすることも醍醐味と言える。

 しかし、どの時代においても、不確実な事象がおこらないように、加えて自分に都合のいいように山札を操作するという、所謂「積み込み」を行おうとするプレイヤーが後を絶たない。
確かに、勝ちたい気持ちは誰にでもあることを疑うつもりはない。えてして、そういう行動をしたがるプレイヤーは、「努力をせずとも勝てる方法」としてそれを行っていることが多い。
特にカジュアルプレイでは気にする必要がないものの、正式な大会ではこれを防げるかどうか、そして仮にしていたとしてそれを摘発できるかどうかが問題になっている。

 言うまでもないが、積み込みの摘発は限りなく不可能に近い。対戦風景を20台くらいのカメラで、死角を作らないように設置でき、また常に行動を確認できるのであればいいが、
それだけの設備投資は主催者側にとって負担となるだけでなく、そういった行動をする気のない人に精神的な負担を与えてしまい、歓迎されることはない。
あまりに過剰な対策を行うと、悪意のあるプレイヤーは確かに去っていくが、それと同時に良いプレイヤーも少なからず離れていってしまう。
かといって全くの無策であれば、カードゲームにおける実力は無視され、操作の上手い人だけが上位に食い込むなんとも味気ないコンペティションとなってしまう。

 積み込みを未然に防ぐ手段として、最も簡単で何の投資も要らない方法が「カット」である。要は、「デッキの持ち主以外がシャッフルする」ことで、不確実性を生み出すようにするのだ。
勿論、ジャッジの権限を有するものがすれば無作為性は増すが、持ち主以外の、最も近い他人である対戦相手がすれば、ジャッジの負担が減るばかりでなく不正も減るため、
意図していなくても十分に積み込みの恩恵を減らすことができるのだ。
たとえ芸術的な方法で積み込んだとしても、少しヒンズーシャッフルやパケットに分けて積む手段を介せば、まず狙った順になることはまれである。
嘆かわしいことに、ごく一部のプレイヤーは積み込みを崩されることを嫌ってか、非常に高圧的な態度や恫喝にも似た言い回しでカットを妨害するという。
公平性を考えてみれば、こういった行為は当然非難されるべきであり、非紳士的行為に含まれるとしてジャッジに話を持ちかければ、大抵そういった行為に及んだプレイヤーは、
大なり小なり罰され、あまりにも反則の多いものは失格か退場処分を言い渡されるだろう。

 カットの方法は、幾つかに分かれているものの、主だったものだけを挙げていこう。

1.(狭義としての)「カット」
 山札を、上または下から適当に3つ以上の山(パケット)に分け、分けた順以外の、任意の順番で山を積み上げる。
 片手だけでできる方法で、大まかな順番こそ変わっていないが、操作自体が単純でカードを傷つけにくく、また手早くできることが利点となる。
とくに断りがなければ、これだけでもカットの権利を遂行したものと見なされる。

2.「ヒンズーシャッフル」
 片方の手で山札を下から抱え、反対の手で上の方にあるカードを数枚を落とし、落としたカードを下に持っていくかそこで山を作る。
 一般的なシャッフルの方法であり、混ざり具合は1.よりは比較的細かくなるが、回数によっては元の順番とかなり近いものになる恐れがある。
入念にやりたいならこれをお勧めしたいが、あまりに気にし過ぎてデッキを崩壊させないように注意しなくてはならない。

3.「スワップ」
 山札の上数枚と下数枚だけを入れ替える。1枚だけの場合や片方だけを行う場合もある。
 殆ど順番は変わらないが、なるべく簡潔に済ませるのであればこれでも十分である。
中には願をかける意味合いでこれを行うこともあるので、混ぜが不十分だと思っても気にしないようにしよう。


追記は、ハウスルールの明文化の時を考えて、条文の形を意図して示したものなので、気になる人だけ読んでほしい。
XX-YY カット
1.カットとは、デッキのシャッフルの義務を遂行したプレイヤー(ここでは当該プレイヤーと呼称する)から見た相手プレイヤー(対戦相手と呼称)あるいはジャッジ権限を持つ人が、そのデッキをよく混ぜる行為と定義する。

2.カットは原則として、1回の権利行使につき1回のみ行うことができる。但し、第6,7項及びその他の条文にて定義されている場合は、この限りではない。

3.カットの権利は、当該プレイヤーがシャッフルの義務を遂行した直後から、対戦相手にのみ与えられる。

4.カットの権利の行使を宣言した場合、当該プレイヤーは拒否することができない。不当な行為あるいは発言によってこれを妨害した場合は、当該プレイヤーに反則が科せられる。

5.カットの権利は、対戦相手が行使するか、対戦相手の明確な意思で権利の放棄を宣言するか、何らかしらの理由で互いに忘れてゲームを続行し、カットの権利の行使のための巻き戻しが不適当なタイミングになった時点で失われる。

6.カットが行われた後、当該プレイヤーは、カードの指示以外で操作あるいはシャッフルないしカットをしてはならない。行った場合は、理由の如何を問わず反則が科せられ、ジャッジは必要であれば監視の下再度対戦相手にカットさせるか、自身がカットを行い、その後の操作が行われないことを確認してもよい。

7.他の大会参加者及び観戦者は、仮に当該プレイヤーや対戦相手等に指示されても、カットを行ってはならない。行った場合は、その場の状況やプレイヤーの発言を考慮した上で反則の度合いを決定し、特に悪質と認められた場合は、参加者であれば失格処分とし、観戦者であれば退場処分とする。



補足
9.Skype等を利用した遠隔地間対戦においてカットが必要となった場合、対戦相手が指示をカメラ越しあるいはマイク越しに伝え、それに対して当該プレイヤーがその行為を代行することで、権利が執行されたものとする。ラグ等によって混ざり具合が不十分になっても、再行使はできないものとする。
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